日本の住宅/なぜ木造が多いの? 7つの理由|株式会社R-JAPAN

日本の住宅/なぜ木造が多いの? 7つの理由


日本の住宅 なぜ木造が多いの?

【7つの理由】

前回に引き続き・・・


《理由5》木材は断熱性が高い

木材には先の理由3と理由4で触れたように水分を含んでいる以外に、植物の特性でもあります多くの隙間があります。
このため熱を伝えにくくする性質
(熱伝導の抑制効果)は自然素材の特徴で、人工物である鉄骨やコンクリートにはできないことですね。
これにより他の構造材よりも壁の中で発生する結露
(これを壁体内結露)を抑制し、カビの生えにくい健康住宅となるわけです。

《理由6》加工しやすい

家族構成が変わったり、手狭になったりしたらお引越し?それは経済的には厳しいですね。
木材は加工しやすい特徴も備えており、増築や減築、間取り変更も容易です。
また、昔の古い家になればなるほど、木を組み合わせて構造を組んでいますので、構造部分を露出させれば、簡単に取り除きや追加設置が可能です。
※これを在来工法つまり軸組工法と言います。





《理由7》自然素材ならではの手触りや香りが心地よい

今では森林浴と言う言葉が一般的ですが、自然の中では自律神経の安定や、ストレス軽減に木の香りが効果的だと言われています。
これは木材から発せられるフィトンチッドと呼ばれるもので、無垢の木材に触れると、自然素材の温かみや心が安らぎます。
日本の旅館に宿泊してご満足する、好まれるのはこの効果を本能的に感じるからです。



※木造の良いところは分かりました。悪いところはどこですか?※

それは自然素材がもたらすデメリットです。
それも2つあります。

1つはシロアリ被害ですね。
木材内部には理由5で言いましたが、隙間があるがゆえにシロアリの巣靴になります。
1980年代以降、地面全体をコンクリートで覆うベタ基礎が一般化し、防蟻処理の技術が上がったことで、建物倒壊の危険はほぼなくなっています。

2つ目は使用する材料に均一化がないことです。
木材は一つとして同じ材料は存在しません。
自然素材なので枝ぶりや年輪の育成、気候風土や標高の違い等によって成長度合いがことなるからですね。
これだけなら風合いや味わいとして捉えることや、現代の加工技術では工夫によってカバーできます。
問題は一つ一つの木材の強度の違いです。

強度のばらつきは、人の命に関わることですので、十分な対策が必要です。
昔の棟梁(職人)は、選んだ木材を梁に使うのか?根太に使うのか?補強材に使うのか?

目利きをしながら建築しており建築スピードが遅くなるのは仕方ないとされてきました。
今は納期優先の社会となったことで、工場で木材を細かく粉砕して、再度整形し直す合成材という合板にすることで正確な強度測定が可能となり、国の安全基準を満たすことで弱点を克服しております。





理由1・理由2はこちら
理由3・理由4はこちら
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